デジタルマガジン

2010年03月28日 11:02

人気ブログ『百式』を運営する田口元さんが語るセルフブランディングセミナーの内容全部まとめ

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3.もう一度会いたくなるキラーストーリーを持とう

 以前、田口さんがある代理店の人と会って話をする機会があったそうだが、何を聞いても話が前に進まなかったそうだ。こういう人とは、次に会う必要がないと田口さんは語る。これではダメだ。

 では、いったいどういう人だと次に会いたくなるのだろうか? 田口さんは、自分がコンパで使うキラーストーリー、「一週間タイに行き、タイ古式マッサージの資格を取ってきた」という話を面白おかしく紹介してくれた。バカみたいな話だが、こうした面白い話がまた会いたくなるきっかけになるという。

 また、田口さんが最近会った人の中には、「都内8人でシェアハウスをしています」「インドで居酒屋を始めました」「80カ国をバックパックで旅し、アフリカでレーシック手術を受けてきました」などの面白いストーリーを持っている人もいたという。

 こうしたキラーストーリーがあるかないかで、近づけるかどうかがぐっと変わると田口さんは語る。たしかにコストはかなりかかるが、ストーリーを作ることに関してはコストを度外視しても良いという。

 例えば、一番最初にGTD(個人用のワークフロー管理の考え方。※後述)を提唱したデビッド・アレンという人がいるが、田口さんはデビッドさんの本(GTD)の監訳をしていた。そして、監訳をしたからには会わないといけないと思い、そのためだけにシアトルで開かれたデビッドさんのセミナーに行ったそうだ。

 デビッドさんにとって、自分に会うためだけにわざわざ日本から来たというストーリーはとても面白いものだったに違いない。そこから仲良くなり、デビッドさんが日本に来る時は必ず連絡をくれるようになったという。そして一緒に食事をし、その席で「これからもずっと本の翻訳をお願いしたい」などと良い方向に話が進んでいったそうだ。

 たしかにお金は節約すべきだが、そういったところにはいくらでもかけた方が良い。有名な人に会って「取り上げてください」とお願いすることよりは、“面白い話”をした方が聞いた人も書きたくなるからだと田口さんは語る。

 また、田口さんは出会った学生に「お礼は2回言え」とも教えているそうだ。食事を奢って貰った時と、そのあとでもう1回お礼を言うと、相手に好印象を与えることができる。これはもう1度会っても良いという気持ちと、誰かに紹介したいという気持ちを相手に起こさせるという。

 さらに、社会人になると誰も注意しないマナーや身だしなみも重要だという。たとえ面白い話ができたとしても、食べ方がだらしなかったらもう二度と会いたくないと思われてしまう。田口さんは、こうした当たり前のマナーは年上の人に頼めば教えてくれるとアドバイスをくれた。下世話な話ではあるが、マナーや身だしなみも重要なのだ。

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