『美味しんぼ』雁屋哲先生の主張に呆れ返る

2008.06.26 12:00 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク newsing it!

 『美味しんぼ』の原作者、雁屋哲先生が6月23日の日記にこんなことを書いていた。「若者の金髪・茶髪はひどい。日本人には似合わないし、西洋人にひどく馬鹿にされているのを知らないのか」。

 雁屋先生ともあろうものが、何を仰っているのだろう。雁屋先生の代表作『美味しんぼ』、そのヒロインである栗田ゆう子は茶髪ではないか。自身の代表作に茶髪の女性を登場させておいて、茶髪が似合わないとは何の冗談だ。

 しかも、その次の西洋人という理由にはもうため息しか出ない。「西洋人に馬鹿にされているからやめろ」。誰かに馬鹿にされているからやめろと言うのは、胸を張って主張するにしては寂し過ぎる。自分のことを大人であると言うのなら、きちんとした自分の意見を持って欲しい。

 さらに髪の色だけでは主張が弱いと思ったのか、「今の若者は団塊の世代の残した遺産を食いつぶしているだけ」とまで言い出した。若者の私から見れば「何を言っているんだこの人は……」だ。

 まず今日の日本を作り上げたのは、戦前、戦時中に生まれた人たちである。団塊の世代はむしろ、戦中派の人たちが築き上げた高度成長の遺産を食い潰し、利権を貪ることにせっせと汗を流し、そして若い世代に莫大な借金というツケを回した若者にとって最悪の世代ではないか。その借金を返すことを食いつぶすと表現するのなら、ぜひとも団塊の世代にお返ししたいものだ。

 若者に対して頭の中身を鍛えろと言われる前に、「団塊の遺産」「残した遺産」などと仰るご自分の頭の中身を鍛えられてはいかがだろうか。

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