デジタルマガジン

2013年05月13日 23:45

恐怖は金になる

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 東日本大震災を始めとする地震や津波から身を守るためという目的で、“避難用シェルター”なるものが多く開発されているそうです。いやあ、恐怖ってのはお金になるものですね。

 【関西の議論】現代の「ノアの方舟」津波シェルターは二重床で携帯トイレ、家族4人が1週間いられる広さ…不安の時代、核シェルターも売れる(1/5ページ) – MSN産経west

 『MSN産経west』で紹介されているこのシェルター『ノア』は、津波に流されても沈まずに浮き、食料や携帯トイレなどを積めば家族4人で1週間は生き延びられるそうです。

 「生き延びて欲しい」と中高年が子どもや孫に購入するそうですが、ハッキリ言って、ムダ遣いですよ。

 このシェルターそのものは純粋な思いから開発されたのかもしれませんが、ちょっと考えれば分かります。シェルターに避難する余裕があったら、さっさと高台に逃げた方が良いって。

 「地震だ! うわー!」とシェルターに逃げ込み津波に連れ去られて漂流と、高台に逃げてその日は青空の下で過ごすものの翌日も地面のうえに居られる状況。どっちが良いかって言ったら、後者でしょ。

 それに漂流しても救助がくるならまだマシなんですが、記事によるとその仕組みは確立されてないそうですし、何より直径1.2メートルの密閉空間で波に揺られながら1週間とか一般人は船酔いで間違いなく死ぬ。地獄の漂流です。もはやノアというより現代の良栄丸。

 “防災シェルターを買ったからこれでもう大丈夫”とかりそめの安心を得るぐらいなら、自宅や勤務先、よく行く場所の近くの高台の場所をあらかじめ調べておいた方が、ずっと助かる可能性があがると思います。このシェルター、肌身離さず持ち歩けるものでもないし。

 ちなみに設置風景はこんな感じだそうです。

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 お客様設置例 | 防災シェルター ノア | N.C.P. official website

 屋内での存在感マジヤバい。

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