デジタルマガジン

2013年04月08日 23:10

【ブログ考】お金儲けを目的にブログを始めるのはオススメできない(追記あり)

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 「プロブロガーに俺はなる!」とブログを書き始めるのをまあ悪いことだとは言いませんが、その目的が“お金儲け”なら現役ブロガーとしてちょっと考え直すことをオススメします。

 というのも、お金、そんなに儲からないんですよ。

 デジマガが弱小ブログだからとかそういう話ではなく、単純に、ブログって儲かりません。もう少しくわしく言うと、儲けられる額の上限が低いんです。

 「月収40万円くらいで充分」というのであれば始めても良いと思いますが、それ以上を目指すとなると難しいです。

月収40万円では将来的に足りない

 “ブログで食っていく”ことを目指す人は若い人が多いと思いますが、たしかにその年齢で得られる普通の収入を考えると、一日中ブログを書いて月収40万円は魅力的です。

 しかし、歳を取って結婚して、子どもが産まれて、自分と結婚相手の両親の面倒も見て、となると月収40万円ではなかなか厳しいものがあります。

 もう少し稼がないといけない。そんなときに今まで鍛えてきたブロガー筋肉が役に立つかと言えば、これが役に立ちません。

 なぜなら、ブログしか書けないから。

 30歳になっても、40歳になってもできるのはブログだけ。

 いま以上に稼ごうとするなら、もうひとつブログが必要になります。はたして、その時間があるでしょうか? 残念なことに1日は24時間から増えません。

もし失敗したらどうする?

 そして、もうひとつオススメしない理由があります。それがブログに失敗したときの話です。

 頑張ってブログを続けているけれど、なかなか芽が出ない。そのまま歳を取ってしまってブログを諦めたとき、転職につかえるスキルがあるかと言えば、何もない。そう、何もないんですよ。

 ライティング能力とかちょっとしたウェブ制作能力とか主張するブロガーもいるかもしれませんが、それぐらいの能力なら、あなたより若い人も持ってます。

 大人になってからの時間の多くをブログに費やしてきて、そして失敗した人を雇ってくれる企業が多くあるとはとても思えません。

 失敗したときにあとがないのも、ブログをオススメしない理由です。

ブログよりプログラム(サービス開発能力)じゃね?

 なぜこんなことを書いたのかというと、ブログを長く続けてきて「必要だったのはブログじゃなかったな」とボクがいま痛感しているからです。

 ブロガーとしての現状に不満があるわけじゃありません。ブログもそれなりに大きくなり、そのブログがきっかけでライターとして正社員にもなれ、ブログを書くことも楽しいです。

 ただ、時間が圧倒的に足りません。やりたいことが、ブロガーだとできないんです。

 もしも自分でサービスが開発できたなら、コンテンツ制作もある程度は自動化できたと思います。ただ、これがブロガーとしてとなると、手作業の部分がどうしても多くなります。結果、時間が足りません。つまり、やれることが限られてきます。

 手数が少ないと、あとから後悔することがけっこう多いんです。

本当にブロガーを目指したいのか?

 話を最初に戻しますが、“お金儲け”をしたいのであれば、必要なのはブログではなくサービスです。これは断言できます。

 もしもみんなに使われるサービスを開発できたなら、あなたは大金持ちになれるでしょう。たとえそれが小規模なサービスだったとしても、ブロガーより多く儲けられることは間違いありません。

 それぐらい、ブログとサービスのあいだには差があります。それに、プログラマーならたとえ失敗しても転職先はライターより多いですしね(笑)。

 ここまで読んで「うーん、どうしようかな」と考えた人は、悪いことは言いません。ブロガーなんてやめましょう。人生をムダにします。

 逆に、「何言ってんだコイツ」と思って読む前よりブログを始める気になったり、すでに「バーカ」と反論をブログで書き始めているなら、ブロガーとしてほかの人より成功する可能性があります。頑張ってください。頑張ったあとの責任は持てませんが。

 最終的にどこを目指したいのか。まずはそこをよく考えて、何を始めるかを決めた方が良いです。ブログはキーボードを打つだけなので誰でもできるように見えますが、始めて見ると分かります。お金を稼ぎたいなら、ほかの仕事と何も変わりません。

 技術と努力、その両方が必要です。

追記(4月9日10時28分)

 「プログラムだってそんなカンタンじゃねーよpgr」もしくは「ふじこ」的なめんどくさいmentionが『Twitter』で飛んできそうだったので、プログラム開発のスケール部分を小さくしました。

 とりあえず言いたいことは「ブログは難しい。プログラムやろう」じゃなくて、“30歳失敗したライター”と“30歳失敗したプログラマー”だったら、「どっちがその先生きのこれるか?」という話です。

 正直ライター報酬は右肩下がりでして、100円ライターの方々の猛攻に耐えられそうにありません。そして今後はもっと下がってくるでしょう。

 わざわざそんなところに足を踏み入れるよりも、これから先のことを考えたら“たとえ同じ儲からないにしても”プログラムやってた方が生き延びる道は多いんじゃないっすかね。てなことをブロガーとして感じているわけです。

 iPhoneアプリやAndroidアプリなど、最近は個人でもサービスを手軽にリリースできるようになりました。そこも激戦区なのは当然のことですが、失敗したときに“落ちていく産業”と“伸びている産業”のどっちが拾ってもらいやすいかを考えると、どうしても「ブログいいよ! プロブロガー目指そうよ!」とは言えないんですよねぇ……。

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