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2013年03月02日 0:17

日本マクドナルドの社長が「朝昼晩全部外食にすれば値上げ可能」とか言ってて朝マック戻しそう

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 日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸(えいこう)会長兼社長が、日経ビジネスオンラインのインタビューで「日本の内食が全部外食になったら値上げできる」とか言ってて朝マックを戻しそうになりました。

 「値上げをすれば客足が減るのではないか」と懸念する声もあります。ですが、考えてみてください。日本の外食産業の市場規模は年間7.7兆円と言われています。対して、家庭で食べる内食は、食材費だけでも年間21兆円です。外食産業の原材料が売上高の3分の1とすると、「21兆円×3」で、内食が全て外食に置き換われば、63兆円に市場が膨らむ計算になる。つまり、外食産業には63兆円分の潜在需要があるわけです。それをどう喚起するか、ということでしょう。

 消費増税前に値上げする:日経ビジネスオンライン

 なんですか、このよく分からない発想は。「内食が全て外食に置き換われば市場がふくらむ」って。どんな判断だ。稲船敬二もビックリですよ。みんなで『スーパーサイズ・ミー』にでも挑戦するんでしょうか。

 でもこの際、「朝昼晩全部外食になる」という点は無視します。すべて外食になることがないのはわかりきったことで、そこは否定しても面白くありません。

 重要なのはこっち。

 「内食は食材費だけでも年間21兆円です。外食産業の原材料が売上高の3分の1とすると「21兆円×3」で63兆円に市場が膨らむ計算になる」。

 ……42兆円もの余分なお金はどこから出てくるんでしょう。

 家で料理しなければ光熱費などは多少浮くでしょうが、自炊にかかる大部分は食材費です。どこの金持ちが食費にこれまでの3倍のお金を出すのやら。マックだけ給料3倍になったりするんでしょうか。それはアベノミクスやばい。

 原田会長の経営は日本マクドナルド創業者、故・藤田田さんのバリュー戦略からマクドナルドを救い出したと言われていますが、これまでの値上げ戦略がこの考えに基づいて行われているのだとしたら“高すぎて誰も買わないマック”が訪れる日はそう遠くはなさそうです。

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