デジタルマガジン

2013年02月19日 1:45

「クズは東北でボランティアをしろ」という社会の役に立て圧力

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 寝ようと思ったらみなさまのNHK_PRが「ヘイトスピーチをまき散らすだけのネット弁慶は一度でいいから東北でボランティアをしろ」という素晴らしいヘイトスピーチをしておりまして、睡眠時間が短くなりそうです。どうしてくれよう。

 このツイートを見てモヤモヤが止まらなかったのですが、はたと気付きました。震災以来、「クズは東北でボランティアをしろ」と言う人が多くなったなぁ、と。以前は「仕事をしろ」だったのが、今は「ボランティアで役に立て」なんですね。

 この論調って、「ボランティアをしろ」でややソフトになっているとはいえ、「死刑囚で人体実験しろ」と言ってるのと根は同じなんですよね。役立たずなんだからせめて違う方法で社会の役に立てよう。ハッキリ言って不快です。

クズをどうにかしたいなら救うことが大事

 だいたい、東北でボランティアしてもクズはクズなんですよ。ボランティアしたところでそれは“ボランティア経験もあるクズ”になるだけでクズ自身は救われない。言われたとおりにボランティアしてもその人が満足するだけでクズなのは変わらないんですよ。

 クズをクズという環境から救い出す。そうすることで、クズが普通の人となる。それこそが本当にクズに求めることじゃないですか? 誰も好きでクズになったわけじゃない。できることならこんなところから助けて欲しいんですよ。

 余裕のある人たちは口々に「お前はクズで役に立ってないんだからせめて社会の役に立て」と言いますが、べつにそんなことしてもクズにとっては何にもならないんですね。それなら職がない人には職が、ワーキングプアな若者には余裕を持てる給料が入ってくるような社会にして欲しい。そのほうがよっぽど救われる。

 良い縁に恵まれてクズのような生活から脱出できた元クズからのお願いです。今も社会の役に立ってるかは自信ありませんが、家族3人、それなりに幸せな生活を送れています。

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