デジタルマガジン

2012年11月26日 16:04

“日本人の読書時間は減ってない”ってホント?

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 インターネットをさまよっていたら永江一石さんのブログ『More Access,More Fun!』で「日本人の読書時間は減ってない」との一文を目にしました。

 このセミナーで面白かったのが、アスキー・メディアワークスWeb Professional編集長の中野さんの講演。どこがというと

 1 出版社は本が売れずに死にそうだが、実は日本人の読書時間は減ってない

 【別の視点から・・】出版社の復活は電子書籍の「戦略的」値下げをしないと始まらない | More Access,More Fun!

 ボク自身はブログをやっているせいか、活字を読む時間は増えましたが読書の時間自体は減ったように感じています。

 でもまあ主観で語ってもしょうがないのでソースとなっているリンク先を見に行きました。

 2010年 国民生活時間調査 報告書(※PDF)

 このPDFファイルの24ページ目に雑誌・マンガ・本の読書時間が掲載されています。それがこちら。

 比較対象は2005年と2010年ですが、平日は変わらないんですが土曜、日曜ともに2分ほど読書時間が減少しています。そして行為者率も土曜、日曜が減少しています。ただ、有効調査相手数が4,905人ですからこのあたりは誤差の範囲と言っても構わないでしょう。

 むしろ注目すべきはそんなところじゃなくて回答の内容です。3ページ目の調査事項の項目にそれが書かれています。

 調査対象日(2日間)の午前0時から24時間の時刻別(15分きざみ)の生活行動と在宅
状況(調査票を巻末に掲載)。

 2010年 国民生活時間調査 報告書3ページ目(※PDF)

 えー、15分きざみなんですね。つまり0、15、30、45……といった選択肢しかないわけです。

 日本人に「平日にどれくらい本読んでる? 0分か15分で答えて」と言ったとき、はたしてどれくらいの人がキッパリ「0分です」って言います?

 仮に平均して1日5分くらいしか読んでなくても「0分じゃないから」という理由&見栄で「15分を選ぶ」人が多い気がするのはボクだけですかね? 同じように20分でも15分と答えそうなのでどう頑張っても平均時間は15分前後にしかならないような……。この調査手法では正確な数字がでないと思います。

 別に読書時間が減ったからってどうなるわけでもないですし何の意見もありませんが(さらに言っておくと永江一石さんにもアスキー・メディアワークスさんにも何の恨みもありませんよ。誤解されそうなので念のため。むしろアスキーさんにはお世話になってます!)、気になって調べたのでついでにブログに残すことにしました。

 でもセミナーで使われたソースがリンク先のソースじゃなかったら最初からコケてしまいますね。まあそんな感じのことを考えたのでした。

 早く『キノの旅XVI』読まないとなあ。発売日に買ったのにまだ読んでません。

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