デジタルマガジン

2012年11月30日 22:37

若者が選挙に参加し始めたらあせった老人が団結するだけじゃないの?

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 ブロガーのココロ社さんが2007年に書いた記事『「選挙権を放棄する」というライフハック』が、5年後の今また「無知」だの「国民やめろ」だの叩かれている素晴らしいインターネットを目にして感動しております。

 はてなブックマーク – 「選挙権を放棄する」というライフハック – ココロ社 ♪ほのぼの四次元ブログ♪

 戦中の「お国のために戦わないヤツは非国民」の精神が平成の世になっても若い世代に受け継がれている様を見て、ネット右翼もネット左翼もそれぞれ違った意味で涙することは間違いないでしょう。

 それはさておき選挙の時期が近づいてきたので選挙の話です。

 毎回選挙の時期になると「若者は選挙に行け」や「選挙に行かないヤツは政治に口を出す権利はない」と言ったいわゆる“ネット上のお前ら”が幅を利かせるわけですが、それぞれに思っていることがあります。

なんで老人が対抗してこない前提なの?

 前者の「若者は選挙に行け」は「若者の投票率が少ないから政治家は若者向けの政策を行わない」→「だから投票しよう!」という話なのですが、仮に若者が選挙に行き始めたとしましょう。

 若者の投票率は50%ぐらいなのでこれを老人の80%前後まで引き上げるとなると相当のことをしないといけないでしょうが、若者の投票率が80%になったとします。当然、若者たちは若者に有利な政策を行う政治家を支援します。

 そうなると老人は困ります。困った老人たちは何もしないでただ死ぬのを待つでしょうか? そんなわけはないですね。投票に行かなかった若者が団結して投票に行くような状態であれば老人も団結しますよ。

 結果として両者の投票率が同じになった場合、人口の差で老人側の勝利が確定します。

 「それを言っちゃあ、おしめえよ」てな話ですが、「若者は選挙に行け」と語る人は“選挙に行くことで若者の生活はよくなる”みたいな希望論しか言わないので選挙に毎回行っている若者としては一向に政治で生活が良くならないことに不満なのです。

 ぶっちゃけ生活を良くしたければ政治に期待するより自分のスキルを磨くなり有力者とコネ作るなり自ら行動した方が早いと選挙に行っているボクとしては、選挙に行っているボクとしては思います。大事なことなので2回言いました。ボクは選挙に行ってます。はい3回目。

なんで選挙だけは参加しないとダメみたいな風潮なの?

 そんで後者の「選挙に行かないヤツは政治に口を出す権利はない」ですが、なんで政治だけそんな特別枠なんでしょう?

 ネットの世界にダイブすれば水深1センチのところで“直接参加してないけど口だけ出してるヤツ”がいっぱいいますよ。というかネットなんてそんな人ばかりじゃないですか。『一億総ツッコミ時代』ですよ。

 だいたいボクは選挙に行ってるとさきほども言いましたが(4回目)、ディスプレイの向こう側の相手が実際にやってるかやってないかとか分からないわけで、そんななかで「選挙に行かないヤツは口を出す権利はない(キリッ」と言ったところで、「選挙に行ってますが、それが、なにか?」でおわりなんですよ。

 そんなわけで権利うんぬん言ってる人は若者を叱って良い気分になりたいだけで政治を良くする気なんかミジンコほどもないとしか感じないので白票を投じて「純白のパピルスこそがただ一つの俺の信念」とミサワ風にでもカッコつけてればいいと思います。

 若者は選挙に行く、行かないに関係なくまずは口を出しましょう。政治に対して期待しないと若者の立場から発言することも政治へのひとつの参加です。最悪なのは「選挙に行ってないから」と議論にすら参加しない無関心ですよ。

 はー、今回はどこの党に投票すればマイナス幅が小さくてすみますかね……。

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