デジタルマガジン

2012年10月21日 22:04

感謝は当たり前にそこにあるモノだけど要求するのはおかしい

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 ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』の前澤友作社長が、お客さんの「1,050円の商品を買ったら送料&手数料が700円とか詐欺だろ」という独り言のツイートをわざわざ探し出してきて「タダで商品が届くと思うんじゃねえ。配達員に感謝できないなら二度と注文するな」と暴言を吐いて炎上、その後謝罪という面白い事態になっています。

 「夢は世界平和」とうたいながら触るものみな傷つけるギザギザハートの前澤社長にとくに言うことはありませんが、ボクが気になるのはこの一文です。

 「お前ん家まで汗水たらしてヤマトの宅配会社の人がわざわざ運んでくれてんだよ。お前みたいな感謝のない奴はお前みたいな感謝のない奴は二度と注文しなくていいわ」。

礼儀としての感謝と要求する感謝は違う

 宅配会社の人が無料で運んできてくれているのなら「ありがとう」と感謝のひとつもしますが、商品を持ってきてもらうためにボクらは“配達への対価”として送料を払ってますよね? 仮に送料無料だとしても元をたどればそれは商品代から出ています。

 なので宅配会社の人が「家まで汗水たらしてわざわざ運んでくれてる」としてもそれはその人の“仕事”なのであって、それで給料を貰っているわけだからそこに対して“感謝を求める”のはちょっとおかしい。

 もちろんボクだっていつもAmazonの箱を持ってきてくれる佐川のおっちゃんに毎回「ありがとうございます」と言ってますが、前澤社長が求めているのはこういった礼儀やコミュニケーションとしての感謝ではなく“カイジ的圧倒的感謝”ですよね?

 “(間違った方の)お客様は神様です”でふんぞり返って良いわけではありませんが、サービスへの対価をきちんと払っているお客に対して「感謝しろ、それができないなら注文するな」ってのは送料手数料まで受け取ってる通販会社としてはなんともアレな感じです。

 だって想像してみてください。コンビニのレジで釣り銭貰うときに店員が「ありがとうは?」とか言い出したらどうします? 相手が美人のお姉さんならご褒美にもなりますがオッサンとかだったらマジ切れですよ。

 「すみません」がはびこる日本において「ありがとう」と言い合うのは素晴らしいことですが、「感謝しろ」ってのはどこかおかしいですね。

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