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2012年02月22日 9:14

残業月140時間超。自殺を労災認定されたワタミは天地神明に誓ってブラック企業

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 居酒屋の『和民』などを運営するワタミフードサービス株式会社に2008年4月に入社し、わずか2ヶ月後の6月に飛び降り自殺した女性社員の自殺が神奈川労働者災害補償保険審査官により労災認定されました。

 審査官の認定によれば、女性はワタミに勤務し始めた4月からの約1ヶ月間で時間外労働が140時間を超え、休日も研修やリポート作成を命令され睡眠不足に。結果として適応障害を発病して自殺を思いとどまる力をなくしてしまったそうです。

 この自殺について、ワタミの渡邉美樹会長はTwitterで以下のようなツイートをしています。

 労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです

 Twitter / @watanabe_miki: 労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のこと …

 白々しいにもほどがあります。

 女性社員の残業140時間超をワタミの勤務日数21日で割ると、1日あたりの残業時間は約6.6時間になります。仮に18時終業だとすると毎日24時すぎまで勤務。これで「労務管理できていなかったとの認識は、ありません」はどう考えても嘘。そもそもできてたら労災認定されないから。

鼻血を出そうが倒れようがとにかく一週間全力でやらせる

 「会社の存在目的の第一は、社員の幸せ」とも書いていますが、これらの発言を見るかぎりではそれも信じられません。

 『日経スペシャル カンブリア宮殿』の発言より

ワタミ社長「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ。途中で止めるから無理になるんです。途中で止めなければ無理じゃ無くなります」

村上龍「いやいやいや、順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』んですよね?」

ワタミ社長「いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです。止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる。そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう」

村上龍「……んん??」

ワタミ社長「無理じゃなかったって事です。実際に一週間もやったのだから。『無理』という言葉は嘘だった」

村上龍「いや、一週間やったんじゃなくやらせたって事でしょ。鼻血が出ても倒れても」

ワタミ社長「しかし現実としてやったのですから無理じゃなかった。その後はもう『無理』なんて言葉は言わせません」

 痛いニュース(ノ∀`) : ワタミ社長「途中で止めるから『無理』になる。止めさせなければ『無理』じゃなくなる」 – ライブドアブログ

 プレジデントロイターのインタビュー記事より

 たとえばビルの8階とか9階で会議をしているとき、「いますぐ、ここから飛び降りろ!」と平気で言います。本当に飛び降りたやつがいなくてよかったなと思いますけれど(笑)、これはその場で、心のままに叱るからです。

 ワタミ会長「ビルの9階で会議中に、『今すぐここから飛び降りろ!』と平気で言います。」

 鼻血を出そうが倒れようがとにかく一週間全力でやらせること、ビルの8階や9階での会議中に「ここから飛び降りろ」と上司から怒りをぶつけることが社員の幸せになると思ってるならどうかしてます。

 ワタミは天地神妙に誓ってブラック企業ではありません。 RT @yuni1250: ワタミさんに本当、都知事になってほしかったなー。噂通りのブラック会社だと、おもいますが東京かなりかわっただろうなー…“@watanabe_miki:

 Twitter / @watanabe_miki: ワタミは天地神妙に誓ってブラック企業ではありません。 …

 天地神明に誓ってどうみてもブラック企業です。

 ひとりの人間が自殺するまで追い込んでるのに「ブラック企業じゃない」なんて見苦しい言い訳はやめろ!

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