デジタルマガジン

2011年11月21日 13:19

エアロゲルよりも軽く空気よりも密度が低い世界最軽量の物質が発明される

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 アメリカのカリフォルニア工科大学とHRL研究所によって、世界最軽量の格子状構造体が発明されました。構造体の密度は空気よりも低く、これまで世界最軽量だった『エアロゲル(aerogels)(90~98.8%が空気で構成されている)』よりも軽いそうです。

 この格子状構造体はエッフェル塔のデザインからヒントを得て作られたもので、ニッケルと3価リンの合金でできたナノチューブが格子状に組み合わされています。

 ナノチューブの壁の厚さは100~500ナノメートルで太さは人間の髪の毛より1,000倍細く、このチューブから作られた構造体の密度は1立方メートルあたり0.9ミリグラムしかありません。

 格子状構造体の99.99%は空気でできており、その重さは発砲スチロールの200倍も軽いため、ごらんの通りタンポポのうえに載せても柔らかい綿毛が潰れません。

 耐久力実験においても半分に圧縮されたあとも変わらない弾力性と強さを証明しており、そのエネルギー吸収能力には音響、振動、そして耐衝撃性の分野での活躍が期待されています。

 また、金属でできていることからバッテリーの電極やそのほかの触媒としても使えるそうです。

 この格子状構造体の研究結果は科学雑誌『サイエンス』の2011年11月18日号で発表されているとのことです。

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