デジタルマガジン

2011年11月30日 17:46

ニコニコ動画にゲーム実況プレイ動画をアップしていたユーザー、メーカーに示談金を支払うことに

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 今年5月ごろにニコニコ動画に権利者の許可なく無断でゲーム実況プレイ動画がアップロードされていた問題で、アップロードしていたユーザーが示談金を支払うことで決着がついたそうです。

 さて、半年前に起きた「プレイ動画アップ問題」ですが、投稿者が示談金を支払うということで決着しました。内容詳細は守秘義務のため、お話は出来ません。

 いろいろと線引きが必要なので、ガイドラインを作成する予定です。

 「Friends」発表! | Aileスタッフぶろぐ

 著作権侵害を訴えていたメーカーは美少女恋愛ゲームソフトメーカーの『Aile(エール)』で、同社が2011年4月28日に発売した18禁ゲームソフト『relations sister×sister.』のプレイ動画が5月7日にニコニコ動画にアップロードされていたことに「徹底交戦する」とTwitter上で表明していました。

 守秘義務の問題で“示談金で決着”以上のことは書かれていないため詳しくは分かりませんが、刑事事件としてユーザーを訴えたのか、それともユーザーからの連絡により民事での示談となったのかが気になるところです。

人気欲しさに著作権を侵害するユーザーたち

 これまでゲーム実況プレイ動画はアップロードされても放置、もしくはメーカーからの苦情によりニコニコ動画側が削除するという対応しかとられていませんでしたが、今回のAileの事例により“示談金や損害賠償を支払わされる”危険性が出てきました。

 たしかにゲーム実況プレイは見ている分には面白いですし、ほかのユーザーたちのコメントが投稿されることで“みんなでゲームを楽しんでいる感”が出てゲームに新しい面白さが生まれます。

 ただ、当たり前ですがそのほとんどは著作権侵害であり、ユーザーはメーカーに許可を取ることなく無断でアップロードしています。もちろんメーカーのなかには動画を公認したり条件付きで認めたりといった対応を取るところも出てきていますが、それはほんの一部です。

 なかでも一番問題なのは人気欲しさに「面白ければ何をやってもいい」という行動に出てしまう人たちがいることで、動画に漫画から切り抜いたコマを挿入したり、テレビや映画のシーン・音声を編集して使ったり、今回のようにノベル系ゲームでシナリオを全部読ませるようにしたりと“ゲームを楽しむため”ではなく“面白いゲーム実況プレイ動画をアップロードする自分を褒めて欲しいため”に著作権侵害が行われています。

 また、ゲーム実況プレイはゲーム機と録音機材さえあればすぐにでもアップロードできることが多く、その手軽さが多くの著作権侵害ユーザーを生み、さらにその多くのライバルたちと差をつけるため新たな著作権侵害に手を染めるといった悪循環が生まれています。

 まあ何かあったときに責任を負わされるのはゲーム実況プレイ動画をアップしたユーザーなので別に知ったこっちゃないんですが、“かりそめの人気”欲しさに火中の栗を拾うような真似はやめることをオススメします。視聴者たちはあなたを守ってはくれません。

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