デジタルマガジン

2011年09月28日 13:28

NAVERまとめのGoogle AdSense配信停止を心から歓迎したい

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 ネイバージャパンの運営する人力検索サービス『NAVERまとめ』が、著作権侵害の問題によりGoogle AdSense広告の配信が停止されたとのことで心よりお祝いの言葉を申し上げます。

 他人の不幸を喜ぶなんてとんでもない話ではありますが、ウェブサイト運営者にとってはNAVERまとめのとある仕組みの方がとんでもない話だったりしますので許してください。

 NAVERまとめの、ユーザーが情報のまとめページを作成し、そこから発生した広告収入をユーザーに還元するというマネタイズシステムはとても素晴らしいのですが、それを支えている仕組みはひどいものです。

 というのも、NAVERまとめは他人のサーバーの画像を直リンクで呼び出しているからです(サムネイル画像をクリックしたあとの大きな画像を表示するページで呼び出しています)。コストのかかる画像の転送量は他人に負担させておいて、自分たちは広告収入をゲットする。こんな非常識なことがあってたまるものか。

 ちなみにこの件について以前NAVERまとめに問い合わせたのですが、返答は「自分たちは人力による検索サービスであり、他人に転送量を負担させて広告収入を得ているのはGoogleやYahoo! JAPANも同じです」というものでした。

 ではちょっと見てみましょう。

Google、Yahoo! JAPAN、NAVERまとめの画像検索ページ比較

 画像内で黄色のマスクがかけられていない部分はクリックすると情報元のページへ飛ぶリンクを表しています。

 まずはGoogleのイメージ検索結果から。

 画像とページ右側以外はすべてクリックすると情報元のページに飛びます。

 次にYahoo! JAPANのイメージ検索結果です。

 画像の真下にある“掲載ページ”をクリックすると情報元のページに飛びます。

 最後にNAVERまとめのイメージ検索結果です。

 画像の左下にある“出典”と書かれたURLをクリックすると情報元のページに飛びます。

 ええと、どのあたりが同じなんでしょうか?

 Google、Yahoo! JAPANともに画像を直接呼び出してはいるものの、クリックすれば情報元のウェブサイトにジャンプするリンクを目立つ場所に貼っています。つまり、この2つはユーザーを運んでくれます。

 しかし、NAVERまとめは画像左下にわずかに表示されている“出展”のリンクをクリックしない限りウェブサイトへの誘導は起きません。こんな小さなリンクをクリックする人がどれだけいると思っているのでしょうか?

 そして、Google、Yahoo! JAPANは画像検索ページでは広告を掲載していないにも関わらず、NAVERまとめは当たり前のように広告を掲載しています。人の褌で相撲を取るような真似をしておいて、「ほかの検索サービスと同じです(キリッ」と言い張れるその根拠が知りたいです。

失敗は広告掲載料目当てのユーザーを集めたこと

 NAVERまとめの失敗は、アフィリエイトの世界では高額なGoogle AdSenseによる広告掲載料を渡すと宣伝して人を集めたことです。その結果、お金目当ての悪質なユーザーが集まってしまいました。

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