デジタルマガジン

2011年04月28日 10:00

ソニーPSN個人情報流出事件、被害総額は約2兆円の可能性も。すでにアメリカでは提訴も

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 4月27日にソニーから発表された『PlayStation Network』および『Qriocity』の個人情報流出事件ですが、アメリカの研究所の調査によれば被害総額が2兆円以上にのぼる可能性が出てきました。

 これはアメリカでプライバシー問題を研究しているポネモン研究所が試算したもので、流出した7,700万ものアカウントの被害総額は、近年のサイバー犯罪の増加を考えると240億ドル以上(約2兆円)にのぼると考えられるそうです。

 PlayStation Network Breach Could Cost Sony $24 Billion

 実際にクレジットカード情報が盗まれたかどうかは、現在までも「その形跡が見つかっていない」ためぶっちゃけそこまでは盗まれてないんじゃないかという状況ですが、逆に形跡がないので「大丈夫です」とも言えずソニーとしては「完全に否定はできない」という可哀想なスタンスです。

 ただ、今回の障害と関係あるのかは不明ですが、『PlayStation Network』に対して度重なる嫌がらせを行っているハッカー集団『Anonymous』がその犯行声明を発表しているブログ『VGN365』には、「PSNで利用しているクレジットカードで不正な取引が行われた」というユーザーからの声が届けられています。

 「先週の土曜日、合計して300ドルが私のデビットカードから引き落とされたんです。銀行から疑わしい取引じゃないかという連絡があって結局“不正取引”だと分かったのですが、カードを作り直す羽目になりました。ほかのPSNユーザーもアカウントと銀行口座をリンクさせているなら一度銀行に連絡した方がいいですよ」

 PSN Users Reporting Hundred of Dollars Stolen From Them | VGN365

 また、すでにアメリカではPSNユーザーのひとりが現地のソニーの関係会社を相手取って「被害者全員への損害賠償」を求める訴訟を起こしており、ソニーの今度がどうなってしまうのか心配です。

 「個人情報流出 米でソニー子会社提訴」 News i – TBSの動画ニュースサイト

 ちなみに専門家の間では、「ソニーの安全対策がほかより劣っていたとは考えにくい」として、今回の不正アクセスはサーバーの欠陥を突かれた、もしくはサーバーを運営する社員のパソコンが乗っ取られた、つまり内部から情報が盗まれたのではないかとみられています。

 ソニー情報流出 侵入手口2つの可能性  :日本経済新聞

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