読んでおきたいリビア情勢。これでもカダフィ=悪と言えるのか?
記事公開日:2011/03/03 11:31 | 最終更新日:2011/03/03 12:44
チュニジア、エジプトに続きリビアでも反政府デモの動きが広がっていますが、本当にマスコミの報道する通り「カダフィ=独裁者=悪」なのでしょうか? ちょっと読んでおきたい情報があります。
それは、Twitterユーザーの@amnkLibyaさんによるリビア情報です。@amnkLibyaさんはリビアへの現地訪問と調査を重ねている人で、その口から発信された情報は日本のマスコミがただ流しているだけの“ニュース”とは一線を画するものです。
すべての情報はTogetterのまとめページからチェックできますが、その内容を全て転載するわけにもいかないので重要だと思うところをまとめてみました。
ただし、@amnkLibyaさん自身も「この情報は親カダフィ、親リビア政府のように思えるでしょうし、さらに独断と偏見、不確定な情報にもとづいていることがあります」と注意を促しているので、それを念頭に読んでください。
リビア情勢まとめ
- デモの中心になっているベンガジは、カダフィがクーデターを起こす前まではリビアの首都だった。そのため、現政府(トリポリ)に対する不満がたまっている。
- デモは民主化を求めるものというより、発展の集中する首都に対しての不満からくる部族勢力の政治的台頭の思惑。民主化はそれを正当化するためのただの看板。
- 革命前のリビアは北アフリカの最貧国。革命前の1960年代に石油が発見されたものの、利益は王族と一部の有力者が独占し、相変わらず国民は貧しいままだった。
- 1969年のクーデター以降、カダフィ大佐によって石油収入は6,000億円から5年後には2兆円となった。そのお金で家、自動車、病院、工場など国民が必要とするものを整備した。
- リビアは現在でもその社会主義的経済システムを引きずっており、生活必需品は非常に安価。ガソリンは1リットル13円、ミネラルウォーターは1.5リットル20円、フランスパンは5本で100円。
- 教育費も国公立の学校はすべて無料。そのため肩書きは大卒という若者で溢れかえっている。革命前は低かった識字率も大幅に上昇(識字率を調べたところ、2003年の国連の調査においてリビアは82.5%。チュニジアは74.2%、エジプトは57.7%。※デジマガ補足)。
- ジャスミン革命と呼ばれているチュニジアの暴動の発端は失業に抗議する青年の焼身自殺だったが、リビアは600万人の全国民のうち100万人が公務員。
- それでも失業率が高いのはホワイトカラーの仕事のみを求めて若者が働かないから。ブルーカラーの肉体労働系の仕事はアジアやアフリカからの移民が行っている。
Togetter – 「@amnkLibya さんによるリビア情報」
カダフィ大佐はマスコミの伝えるとおり本当に独裁者で悪なのでしょうか? FacebookなどのSNSでは死者数を大幅に伝えたり嘘の情報を発信したりと反体制派による情報戦が仕掛けられていたりもするようです。
どちらが正しいとか間違っているとかは言いません。が、反体制派のみから発信される一方的な情報だけでは今リビアで起きている本当のことは分からない。ボクはそう思うのです。
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