デジタルマガジン

2011年01月13日 8:00

光が透き通る透明なコンクリートブロック『i.light(アイ・ライト)』

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 イタリアに本社がある世界第5位のセメントメーカー、イタルチェメンティが発表した光が透き通る“透明なセメント”に世界の注目が集まっています。

 この素材の名前は『i.light(アイ・ライト)』。その外観は遠目には普通のコンクリートブロックにそっくりですが、表面には強度を保ったまま光を通すためにいくつもの2~3ミリほどの小さな穴があけられています。

 この『i.light』は特別な樹脂を合成して作られたもので、昨年開催された上海万博のイタリアパビリオンでも採用されました。コンクリート製にも関わらずパビリオン内部はメッシュ素材で囲まれているかのように太陽の光が降り注いでおり、その明るさは昼間の照明にかかる電気代の節約にもなったとか。

 『i.light』は万博で建設された高さ18メートルのパビリオンのおよそ40パーセントに採用されており、穴の数によって透明率を変更したあわせて3,774個、計189トンの『i.light』が使われたそうです。

 イタルチェメンティのディレクター、エンリコ・ボルガレッロさんによれば、『i.light』は光ファイバーなどで使われている透明性プラスチック樹脂よりもはるかに安く、それでいて光ファイバーよりも光を捕まえる能力も大きいとのことです。

 表面の穴から風や雨などが入り込まないのかといった疑問が沸きますが、現在『i.light』は特許出願中のモノであり、世界で販売するかどうかもまだ決まっていないため考えるだけムダというもの。どうしても見てみたいという人は、バンコクにあるイタリア大使館にも『i.light』が使われているとのことなので足を運んでみてはどうでしょうか?

[ via Mail Online ]

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