デジタルマガジン

2011年01月13日 14:00

暇人とメディアというネットのイナゴに食い物にされたグルーポンのおせち問題

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 グルーポンで注文したおせちの中身がひどかった、届かなかったというニュースが話題になりましたが、ここまで騒ぐ必要はなかった、というのがボクの考えです。この問題は、ただの娯楽として消費されたに過ぎません。

 問題が騒ぎになったのは1月1日。12月31日に食べログに投稿された書き込みとその写真が発端となり、2ちゃんねるのニュース速報板などを中心にいわゆる“お祭り”へと発展していきました。

 1月1日にこのことを知ったボクの最初の感想は「くだらない」、というものでした。半額のおせちに飛びついたところ、まともなおせちが届かなかった。安かろう悪かろう、ただそれだけです。被害にあった購入者の方々に泣き寝入りをしろと言うつもりはありませんが、良い勉強になったことでしょう。その程度のことなんです。

 そのため、2ちゃんねるのユーザーたちもすぐに飽きて沈静化すると思っていましたが、実際にはそうはなりませんでした。腐っているように見える具材、あまりにもスカスカな重箱、そして、市販品のチーズをパッケージそのまま入れるという面白い写真により、問題は炎上していったのです。

おもしろネタに食いついたネットメディア

 「インターネットで買ったおせちをあけてみたら中身がこんなにひどかった」というニュースは、笑いのネタとしてはかなりのエンターテインメント性があります。2ちゃんねる、はてなブックマーク、Twitterなどに投稿されているコメントを読めば“楽しんでいる感”がありありと出ているのが分かるはずです。

 そんな面白いネタに飛びついたのが、ガジェット通信ロケットニュース24(β)、そしてJ-CASTニュースなどのいわゆる“他人の不幸で飯がうまい”系のネットメディアたちでした。

 ただ、別にそのことを問題だと言うつもりはありません。彼らは媒体の方向性としてそういったネタを選んでいるだけだからです。ほかにもっと面白いネタがあればそちらへ食いついたことでしょう。ただ、騒動となった日が悪かったのです。

 なぜなら、その日はお正月でした。普通の人たちは正月ならではの様々なイベントを楽しんでいますが、炎上に参加したネットユーザーたちは違います。この日も、何か面白いニュースはないかと広いネットの世界をイナゴのように探し回っていました。

 そんな彼らの目に飛び込んできたのが、このグルーポンのおせち問題だったのです。

既存メディアはグルーポン(ネット)叩きに集中

 かくしてお正月だろうが暇を持てあましたイナゴたちの手によって、おせち問題は炎上騒ぎにまで発展しました。彼らにとってはこのおせち問題に参加することが、正月の暇を潰すイベントだったのです。

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