デジタルマガジン

2010年05月25日 20:00

【今日のNASA】天体写真「へびつかい座ロウ星の星形成領域」

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photo:Rogelio Bernal Andreo

 NASAが毎日1枚公開している天体写真。今日の写真は「へびつかい座ロウ星の星形成領域」。

 へびつかい座ロウ星を囲むこの雲たちは、最も近い場所にある星形成領域のうちのひとつです。へびつかい座ロウ星自体は連星系で、写真右側に見える明るい領域の中にあります。

 この惑星系は地球からたったの400光年しか離れていない場所にあり、内部に赤い輝線星雲や明暗のある茶色のたくさんの塵の筋が存在する多彩な環境によって特徴づけられています。

 このへびつかい座分子雲系の右上近くにあるのが黄色い星のアンタレスです。一方、遠く離れているのに偶然重なってみえる球状星団のM4もアンタレスと赤い輝線星雲の間に見えています。

 そして写真の下部近くにはIC4592、青い馬頭星雲があります。青い馬頭星雲の目のようなかたちや、この写真の中にみえる星たちの周りを囲む青い輝きは、細かい塵で恒星されている反射星雲です。

 そして写真の残った場所、左側にあるのが幾何学的な角度の反射星雲で、シャープレス1と呼ばれています。ここでは、塵の渦の近くにある明るい星が、反射星雲を囲む光を作り出しています。

 これらの特徴のほとんどを、へびつかい座、さそり座、そしていて座の方角に小型の望遠鏡を向けると見ることができます。ただし、上の写真のような塵の渦からなる詳細な部分を見るためには、長時間露光撮影を行わなければいけません。

[ via APOD ]

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