デジタルマガジン

2010年04月19日 18:00

ゲームやDVDにおける女性に対する性・暴力表現は人権侵害だとして男女共同参画の規制対象に

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photo:はちま起稿

 画面の中に住むバーチャルなあの娘やこの娘にも人権が認められる日がついにやって来た! 第3次男女共同参画基本計画にゲームやDVDにおける女性に対する性・暴力表現が人権侵害だとして規制対象に盛り込まれたのだ。

 これは男女共同参画局が、第3次男女共同参画基本計画策定に向けてwebサイト上で公開しているもので、“DVDやビデオ、パソコンゲーム等などのバーチャルな分野においても女性に対する人権侵害が行われており、これは男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである”と資料には書かれている。

 何を言ってるのかよくわからないが、とにかくバーチャルな分野、つまりゲーム、アニメ、漫画、DVDなどの分野の女性に人権が認められ、この女性たちに対して性・暴力表現を行うことは女性の人権侵害であるらしい。

 ……本気で言っているんだろうか?

 お偉いさんの考えることは下々の私にはちょっと理解できそうにない。この規制案を盛り込んだのは“非実在青少年”規制の都条例でお馴染みの後藤啓二弁護士らだそうだ。こんなくだらないことを議論するために兆を超える予算が税金から投入されていることを考えると「なんで税金収めてるんだろう」とちょっと考え込んでしまう。

 なお、この規制案についてはパブリックコメントが募集されているので、バーチャルなあの娘のあんな姿やこんな姿が見られなくなると困るという方は意見を送ると良いだろう。募集期間は4月16日から5月12日まで。

  第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶

 P38

 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。

 P40

 8 メディアにおける性・暴力表現への対応

 (1) 施策の基本的方向

 女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。

 (2) 具体的な取組

 メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。

 「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム

  第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」

 P52

 今後の目標

 また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。

 P53

 メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。

 「II-12.メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム

[ via 電脳卓吾斎 ]

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