デジタルマガジン

2010年03月16日 14:00

地球滅亡の運命からは逃れられない? 地球に向かってくる小惑星は爆破しても再び元に戻ってしまう

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photo:~ltmedic

 小惑星が地球に激突して人類滅亡。SFでよくある話だが、この運命から人類は逃れられないのかもしれない。なぜなら、地球に向かってくる小惑星を核兵器で爆破しても再び元通りにくっついてしまうからだ。

 このビックリな主張は、ニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所の科学者、キャサリン・プレスコとカリフォルニア大学のドン・コリキャンスキーによって発表されたもので、彼らは小惑星を爆破するシミュレーションを行ったところこのような結果が出たと語っている。

 シミュレーションでは直径1キロメートルの小惑星が地球に向かってきていると仮定。これを核兵器で爆破したところ、高速で飛散した小さな欠片以外は2~18時間後には元通りにくっついてしまう結果となったそうだ。この恐ろしいシミュレーション結果は、先週ヒューストンで行われた月惑星科学会議でも発表されている。

 ただ、別の研究では“900キロトン級の核兵器で爆破すれば直径1キロメートルの小惑星は完全に粉砕できる”との結果もあるため、最悪の事態だけは回避できそうである(史上最大の水爆ツァーリ・ボンバは50メガトン=50000キロトンもある)。なお、広島原爆が16キロトン、長崎原爆が22キロトンであることを考えると、900キロトンでもかなりの威力を持っていることになる。もしもの時に発射事故などが起きないように願いたい。

[ エルエル via New Scientist ]

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