デジタルマガジン

2010年03月28日 11:02

人気ブログ『百式』を運営する田口元さんが語るセルフブランディングセミナーの内容全部まとめ

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7.GTD(Getting Things Done)を身につけよう

 このGTDとはすごくわかりにくい概念であるため、「やり方は本を読んで欲しい」と田口さんは語っている。しかし、それでは元も子もないので、田口さんはGTDとはこのような概念であると説明してくれた。

 気になること、

 すべてを、

 頭の外で、

 もう気にならないかたちで、

 最新を保ちながら管理する。

 頭の中で気になることが、すべて頭の外でもう気にならないかたちで最新に保たれている状態が、GTDができている状態だという。田口さんは「皆さんのストレスのほとんどは、やりかけの仕事からきています」と語る。そのやりかけの仕事を頭から追い出すためには、望むべき結果を定義し、そのためのアクションを考える必要があるという。

 例えばToDoリストにやりかけの仕事を書く人がいるが、これでは書いたことにならないと田口さんは語る。よくある目標として「痩せる」というものがあるが、この目標ではたとえ少し痩せたとしても目標が気になり続けてしまう。それよりも、「3ヶ月でマイナス3キロ」と結果を定義し、そのためのアクションとして「体重計を買う」ことにする。これが、GTDだという。

 そしてGTDの最大の特徴は、ほかの仕事術のほとんどがトップダウンなことに対して、GTDはボトムアップなことだ。ほかの仕事術は人生の使命を決めることから始まり、10年後、5年後の目標を考えると今やっていることはムダなことでは? とムダをさせないようにするものが多い。

 しかし、GTDはその「ムダも必要だろ」と主張する仕事術なのだ。実際にやってみると、忙しい時に人生の使命と言われても何も思いつかないと田口さんは語る。それよりも目の前の仕事をいかにコントロールするかという術を身につけ、空き時間を作ることによってようやく人生の壮大なビジョンが思い浮かぶという。トップダウンの仕事術は、安心感があってこそはじめて役に立つのだ。

 また、GTDの良いところはほかにもあり、それはツールを選ばないことだと田口さんは語る。GTDは“うまくいく考え方”のため、Evernoteだの携帯電話だのツールを必要としない。自分の持っているものを変えず、考え方だけを変えて効果を出すのがGTDなのだという。

 さらにGTDのすごいメリットとして、自分のやりたいことを頭の外でみえるかたちで持つため、毎日見直していると自分のやりたいことがだいたい分かってくるというものがあるそうだ。

 これは、突発的にふってくる仕事やその誘いに答えるとき、自信を持ってイエスかノーが言えるようになるという。自分がリストを持つことによって、自分が限界なのかそうでないのかが分かるため、可能か不可能かの判断が確実にできるようになるそうだ。

 しかし、今聞いたことをすぐに実践することは難しい。GTDには練習が必要だ。そのため、田口さんはすぐに効果があるアドバイスも教えてくれた。それはシンプルだけどパワフルな管理方法で、今日やったことをすべて紙に書くというものだった。

 手元に白い紙を置き、0時から24時まで線を引き、そこに“やったこと”の実績を書いていく。こうすることで、いかに休憩を長くとっているかが分かったり、次に何をやらなければいけないかが把握できるようになるという。2週間ほど続けると、いろいろなことが片付くそうだ。自分の睡眠時間の長さにビックリしたりと、とにかくすぐに使えるのでオススメだそうだ。

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