デジタルマガジン

2010年02月17日 11:00

どもり(吃音症)を引き起こす原因となる3つの遺伝子が発見される

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photo:kimberlybrimhall

 言葉をうまく話すことができないどもり(吃音症)。田中角栄や小倉智昭、そしてスキャットマン・ジョンなどに代表されるこの吃音症の原因となる3つの遺伝子が発見された。

 吃音症は世界中にいる全ての大人の1%が患っているとされ、彼らは言葉(もしくは特定の単語)の音節を繰り返したり、長く言ったり、詰まってしまうことがある。例えば「おはよう」を「お、お、お、おはよう」などと言ってしまう。

 これまで、こういったどもりは喋ることに対する緊張によるものと考えられていたが、実際はどもってしまうから緊張しているのであり、それを克服するための方法が現在はいくつか考案されている。

 今回発表された研究結果では、吃音症の患者10人中1人が3つの特定遺伝子のうち1つに突然変異があることが判明したという。調査はイギリス、アメリカ、パキスタンの3カ国で行われた。

 発見された3つの遺伝子のうちGNPTABとGNPTGは代謝性疾患と深く関わっており、この変異遺伝子が2つ以上ある場合はライソゾーム病と呼ばれる重大疾患を発症し、残る1つの遺伝子もこれら2つの遺伝子と密接に関わっているという。

 科学者らは、この発見こそが吃音症の原因が生理的なものによることの証明であるとし、こうした研究を続けることにより、子供たちが持つ吃音症の早期の治療が可能になると話している。

[ エルエル via BBC ]

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