デジタルマガジン

2009年11月11日 20:00

小惑星探査機『はやぶさ』の置かれている状況が超ドラマティック

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小惑星探査機『はやぶさ』の置かれている状況が超ドラマティック

 小惑星探査機『はやぶさ』がドラマティックな状況に置かれている。もしもこれで無事に地球に帰還できたら映画化は間違いないだろう。

 2003年に小惑星『イトカワ』の探査に向かったはやぶさは、2005年にイトカワに到達。岩石の採取に挑戦するも、これには失敗。着陸時の衝撃により舞い上がった塵などのサンプルが機体に付着している可能性に期待し、地球への帰還を目指している。

 当初は2007年に戻ってくる予定だったが、機体トラブルにより2010年にまで延期された。そして、今コチラに向かってきている最中なのだが、なんと4基のイオンエンジン中3基が動作不能に陥ってしまっている。

 それぞれA、B、C、Dのエンジンは、まずAが動作不安定な状態により打ち上げ直後に停止。2007年にBが中和器の劣化により停止。Cも劣化してはいたが、こちらはなんとか動く状態だった。そのため、CとDの2基のエンジンで加速し地球に戻ってくる計画だったのだが、今回、Dも中和器の劣化により自動停止してしまった。残すは動作不安定なCのみということになる。

 もちろんこのままでは帰還は絶望的だ。だがしかし、不可能と決まったわけではない。世界に類を見ない小惑星からのサンプルリターン。なんとか無事、成功裏に収めて欲しいものである。

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