デジタルマガジン

2009年11月19日 8:00

民主党、情報公開を友愛。「インターネットで国民の皆様もごらんになっているので数字は出せません」

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民主党、情報公開を友愛。「インターネットで国民の皆様もごらんになっているので数字は出せません」

 民主党が“国民の知る権利”、ついに情報公開まで友愛し始めた。自民党の棚橋泰文議員の質問に対し、民主党の長妻昭厚生労働大臣がこう答えたのだ。

 「インターネットで国民の皆様もごらんになっているので数字は出せません」

 もう開いた口がふさがらない。国民には情報を教えられないというのだ。

 質問の主旨はこうだ。

 「新型インフルエンザワクチンを打つ回数。当初1回だったが2回に、そしてまた1回へと戻ったがなぜ変更されたのか? その根拠となるデータ、数字を出して欲しい」

 この質問に対し、長妻厚生労働大臣は「持ち合わせていないので答えられない」と述べた。しかしその直後、後ろからデータが記されたメモが大臣に手渡された。すると、その大臣はメモを一瞥した後、「資料はあるが答えられない」と言ってのけたのだ。

 要約した文章から誤解が生まれるといけないので、長妻厚生労働大臣が語った答弁を全文書き起こしておく。なお、この答弁は棚橋議員の「私の求めている数字とは合わないとおっしゃるが、とりあえず今その手元にある数字を出して欲しい」、議院運営委員長の「手短に今の質問にのみ答えてください」という会話のあとに答えたものである。

 「まあ、ここにいま、数字はたしかにございますけれども、これは別に隠してるわけじゃないんですよ、棚橋議員。これ責任ある数字を、この、質疑というのは、インターネットの、中継でも流れていて、国民の皆様方もご覧になっておられます。えー、この数字についてですね、キチっとしたペーパーをお出しをすると、言うふうに申し上げておりますので、ぜひ、それを、ご覧を頂きたい」

 ――国民が見ている前で責任ある数字は出せない。ワクチンの接種、キチッとした書類になる前のデータにはどんな結果が書かれていたのだろうか。それを知る術はない。

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