デジタルマガジン

2009年10月26日 14:00

鼻歌に課金が現実のものに。仕事中に歌を歌った人に著作権使用料を要求→大クレームで謝罪

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鼻歌に課金が現実のものに。仕事中に歌を歌った人に著作権使用料を要求→大クレームで謝罪

 日本でもJASRACの法外な著作権使用料の要求にはウンザリなのだが、海を越えた国イギリスでは一足先に鼻歌への課金が実施された。今回は苦情が多く寄せられたため中止されたようだが、先はわからない。

 スーパーで働くサンドラ・バートさん(56)は、棚の整理中にいつも歌を歌っていた。このスーパーでは以前にラジオを流していたが、印税の管理団体PRSから著作権使用料を要求され店内放送を中止。その後はバートさんの歌だけが唯一の店内放送となった(もちろん棚の整理中だけだ)。

 しかし、PRSはこれを見逃さなかった。なんと今度はバートさん個人に対して「許可を得ていないパフォーマンス」として著作権使用料を要求。歌をやめなければ訴えるとまで警告したのだ。

 バートさんはこの件に対して「訴えると言われた時は冗談だと思って笑ってしまったわ。もし訴えられれば罰金を数千ポンドの罰金を払わされるとも言われたけど、口は止まらなかったのよ。黙らせたいなら私の口の上に石膏でも塗りたくることね」と語っている。

 その後、この件が大きく報道されたことにより、事情を知った国民からPRSに非難が殺到。ついにはPRSは折れ、バートさんに謝罪の手紙と花束を贈ることとなった。著作権が守られなければならないのは重々分かっているつもりだが、それでも昨今の制度には辟易とする。著作権管理団体は「誰も歌わなくなってからでは遅い」ということにいつ気づくのだろうか……。

[ via BBC ]

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