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2009年08月10日 20:00

【今日のNASA】天体写真「土星のイアペトゥス:描かれた月」

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【今日のNASA】天体写真「土星のイアペトゥス:描かれた月」

© Cassini Imaging Team, SSI, JPL, ESA, NASA

 NASAが毎日1枚公開している天体写真。今日の写真は「土星のイアペトゥス:描かれた月」。

 土星の月、イアペトゥスに何が起きたのでしょうか? この見知らぬ世界の広大な区画は石炭のように真っ暗であり、その他の部分は氷のように光っています。

 この暗い材質が何であるのかは分かっていませんが、赤外線による調査では何らかの暗い色素を含む炭素であることを示しています。

 また、イアペトゥスは珍しい赤道の尾根を持っているため、クルミのように見えます。この“描かれた月”を詳しく調べるため、2007年にNASAは土星の軌道を回っている土星探査機カッシーニを2,000キロメートル以内に急降下させました。

 カッシーニはおよそ75,000キロメートルに及ぶ外周から、上で描かれているように、イアペトゥスの半球の、先例のない鮮明な撮影に成功しました。

 (イアペトゥスの)南に見られる非常に大きなクレーターは、幅450キロメートルにもわたっており、過去にあった同じようなサイズのクレーターの上に、さらにできたかのようにみえます。

 暗い材質は同じくクレーターと、そして高地を暗くしており、イアペトゥスの最東端部分をますます暗くしています。詳しい調査によれば、暗い材質は一般的に月の赤道に向かっており、厚さは1メートル未満だと分かっています。

 主な仮説では、この暗い材質はほとんどが泥であり、比較的暖かくなってきた時に氷が昇華して残ったものだと言われています。実際、暗い材質の出現のきっかけは、ほかの衛生から流れてきた星の残骸なのかもしれません。

 カッシーニがイアペトゥスに接近し撮影してきたこれらの画像は、より大きな手掛かりを得るために詳しく研究されています。

[ via APOD ]

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