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2009年05月12日 14:00

軟骨と骨を再生させる新たな組織スキャフォールドが開発される

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軟骨と骨を再生させる新たな組織スキャフォールドが開発される

photo:twm1340

 MITの研究者が、ひざなどの関節に移植することで、骨や軟骨の発達を刺激できる新たな組織スキャフォールド(足場)を開発したと発表しました。

 研究チームのローナ・ギブソン教授、マトーラ・S・セラパタス教授、そしてケンブリッジ大学のウィリアム・ボンフィールド教授は、このスキャフォールドはスポーツでの怪我や関節炎に対して有効だと説明しています。

 このスキャフォールドは、骨に擬態する層と軟骨に擬態する層の2つの層を持ち、関節に移植すると骨髄の間充織幹細胞を刺激して新しい骨と軟骨を生産するよう促します。大きさはおよそ8mmで、現在のところは小さな怪我に限られています。

 従来の治療法は骨と軟骨に穴を開け、幹細胞の放出によって再生させるものでしたが、この新しいスキャフォールドはそれに比べ、安価で、簡単に、そして痛みを抑えて治療することができます。

 ヤギに対して行った動物実験ではすでに効果が確認されており、研究チームはヨーロッパで臨床試験を始めるための許可を最近取得していることから、今後はヨーロッパにて試験が行われるものと思われます。

[ via MIT News ]

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