モルディブ、国が海に沈むために新しい祖国を買う計画を実施

photo:maapu (hama hevenee)
スリランカの南西、インド洋に浮かぶ島国、モルディブ共和国。この国は今、地球温暖化によってある危機に直面しています――国が沈むという危機に。
モルディブはインド洋に浮かぶ26の環礁や、約1,200の島々から成り立っています。海抜は一番高いところでもわずか2.4メートルしかありません。国連の発表によれば、2100年までに海は地球温暖化によって最大で59cm上昇します。国土の大部分は海抜1.5メートルに位置します。この国が沈むのは時間の問題でしょう。
本日大統領に就任したモハメド・ナシード氏は「私たちには気候変動を止めることはできません。そのため、私たちは土地をどこか他から買う必要があります。これは最悪の事態に備えての保険なのです。イスラエル人たちがパレスチナでどうなったかご存知でしょう?」と語りました。
先月、ナシード氏は6選30年間に渡って政権を維持し続けていた与党のマウムーン・アブドル・ガユーム元大統領を下しました。ナシード氏は、ガユーム元大統領によって政治犯として23回も刑務所に入れられ、18ヶ月もの間独房に監禁されていたこともあります。しかし、彼は勝利をつかみました。ナシード氏は、アジアのネルソン・マンデラとして注目されています。
ナシード氏の、新しい大統領の手によって、モルディブは年間10億ドルに及ぶ観光収入から新しい祖国を買おうとしています。彼らは類似した文化、料理と気候を持ったスリランカやインドを目標とし、合わせて土地が余っているオーストラリアも考慮されています。
「私たちはモルディブを出たくはありません。しかし、私たちは何十年もテントで暮らす気候難民にはなりたくないのです」と、ナシード大統領は語りました。
[ via The Guardian ]
※17:26修正。観光収入10億ドルを10万ドルと表記していたため修正しました。
(篠原 修司)
カテゴリ:環境


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