デジタルマガジン

2008年10月08日 18:00

【ゲームレビュー】長く遊べるゲーム『マナケミア ~学園の錬金術士たち~PORTABLE+』

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© GUST CO.,LTD.2008

◆(60点)

 ガストが2008年9月25日に発売したPSP用ゲームソフト、それが『マナケミア ~学園の錬金術士たち~PORTABLE+』だ。本作はPS2で2007年6月21日に発売された『マナケミア ~学園の錬金術士たち~』のリメイク作品となる。

 『マナケミア』なんて名前がついているが、中身は学園要素を強くしただけのいつもの『アトリエ』シリーズ。そろそろガストも『○○のアトリエ』ではやっていけないと考えたのかもしれない。

 静かな森の奥の一軒家に、ひとりの少年・ヴェインと、黒猫の形をしたマナ・サルファがひっそりと住んでいた。ある日、錬金術を教える学園の教師が現れヴェインをスカウトする。入学したヴェインは、先輩・グンナルに無理矢理入部させられたアトリエで錬金術を学んでいく。

 タイトル、世界観、ストーリーを変えながらも長い間続けてきたタイトルだけあって、遊んでいて不満に思うところはほとんどない。PSPのためか、メディアインストールをしないと動作が遅いということぐらいだろうか(そのためのメディアインストールという突っ込みはナシ)。

 システムは単純。授業とサブイベントをこなしながら錬金術について学んでいき、学んだ錬金術でアイテムや装備を整えていく。これの繰り返しだ。面白いのは『レベル』の概念がなく、敵と戦って得られたアビリティポイントを「グロウブック」というスキルツリーに割り振ってキャラクターを強化していくところだ。「グロウブック」のスキルツリーは、錬金術で新しいアイテムや装備を作ると徐々に埋まっていく仕組みになっている。要はストーリーを進めないと強化に頭打ちが来るというわけ。

 メインの錬金術は、集めてきたアイテムをレシピ通りに選んで合成するだけというお手軽錬金術。アイテムを鍋に放り込むタイミングによって品質が変わるルーレットシステムが搭載されているが、十分に目押しできるレベルだ。むしろルーレットの速度が遅すぎてタイミングが合わないことの方が多い。

 サブイベントも面白く、完全クリアするつもりでやるなら問題ないのだがいかんせん長すぎる。正確に測ってはいないが、体感20~25時間ぐらいで僕はギブアップした。肝心のメインストーリーが謎に包まれすぎてつまらないうえに、5時間遊んでもスズメの涙ぐらいしか話が進まないのだ。残りのストーリー数とそれにかかる時間を計算した結果、僕は静かにPSPの電源を切った。悲しいかな、そこまで1つのゲームに費やすほどの時間がない。

 こう書くとデメリットのようだが、1本のソフトで長く遊びたいという人にはこれはメリットになる。ゲームを遊ぶ時間がたっぷりあり、アイテムの合成が好きという人には購入の検討をオススメする。

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