デジタルマガジン

2008年09月09日 8:00

テクモがスクエニの友好的公開買付けを拒否した理由は「考える時間がないから」

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 元従業員からの訴訟、社長の退陣と客観的にみて窮地に陥ったテクモ。このまま潰れてしまうのだろうかと思っていたら、8月29日にスクウェア・エニックスが友好的公開買付けを発表した。

 私はおそらくテクモがこれを飲んで子会社になるのかと思っていたのだが、9月4日にテクモはコーエーとの経営統合を発表した。なぜコーエーと……『乳バレー with パワーアップキット』でも発売するつもりかと友人と面白おかしく語らいあった。

 その後、この事実を知ったスクウェア・エニックスはテクモに対して、自社の案を拒否してまでコーエーとの統合を選んだ理由を問い質した。それに対する回答がテクモから9月8日になされた。理由はとても簡単なものだった。

 「回答期限が短い上に完全子会社化されるから」

 そう、言われて見ればたしかにスクウェア・エニックスの提案はテクモに対してあまりメリットがなかった。あの提案はテクモが生き残るためだけの提案であり、テクモを助けるための提案ではなかった。

 対してコーエーとの経営統合は今までの発表を見る限りでは対等の関係だ。子会社化などではなく、手を取り合って一緒にやっていきましょうというもの。会社としてどちらを選べば良いかは明白だろう。

 スクウェア・エニックスは功を急ぐあまりテクモという大きな魚を逃してしまった。今後テクモが生き残っていけるか今のところは分からないが、コーエーとの統合により新たな道を切り開いて行って貰いたい。

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