デジタルマガジン

2008年08月07日 10:00

ビタミンCがガンの成長を遅らせる?

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 高用量のビタミンCを体内に注入することで、ガンの成長を遅らせられるかもしれない。米国の科学者がこのような主張をしている。ビタミンが、ガン細胞を破壊するのだそうだ。

 メリーランドの国立衛生研究所チームの研究によれば、マウスにビタミン(アスコルビン酸)を注入したところ、ガン細胞の破壊が認められたという。これらのテストに成功したため、彼らは現在、同レベルの処置を人間で行わせて欲しいと提案している。

 マウスに使用されたビタミン――体重1キログラムにつき最高4グラム――は、消化器系が経口で摂取するよりも多く、ダイエットのために使われるビタミンの錠剤よりも多い。

 マウスは人工的にガン細胞を育てられ、それが大きくなったところで彼らの腹腔にビタミンが注射された。腫瘍の発達と重さは41%~53%の間で減少が見られた。そして、治療を受けたマウスにはガン細胞の転移は見られなかった。

 どうしてビタミンがガン細胞を破壊するのだろうか? その答えはガン細胞と健康な細胞の違いにある。ビタミンCはガン細胞の化学構造に反応し、細胞を殺すのに十分な過酸化水素を生産する。その一方で、健康な細胞は無傷なままだ。

 もし人間でも同様の効果が得られたなら、我々はガンを克服できるかもしれない。しかし、この研究についてイギリスの非営利団体キャンサーリサーチUKは、大量のビタミンCの摂取はほかのガン治療の妨げになるかもしれないと警告している。

[ BBC NEWS ]

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