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50年以上にも渡って隠され続けていたナチスの秘密のトーチカが発見される

2008年08月07日 8:00 このエントリーを含むはてなブックマーク

 

 デンマークの海岸沖で、50年以上にも渡って隠され続けてきたナチスの秘密のトーチカが発見された。トーチカの状態は非常に良く、まるでさきほどまでナチスの兵士がそこにいたかのようだったという。

 今回見つかったトーチカは、「大西洋の壁」と呼ばれる7,000ある海岸防衛拠点のうちの3つ。「大西洋の壁」は、ヒトラーの命令によってイギリス本土からの連合軍の侵攻に対してヨーロッパ西部に構築された。

 しかし、この膨大な数にのぼる拠点はそのほとんどがすぐに略奪されるか、破壊されてしまった。ではなぜ、今回のトーチカは無事だったのだろうか? この謎は、砂に隠されていた。

 じつはこのトーチカは海岸の砂に埋もれており、その姿を確認することができなかったのだ。暴風によって積もっていた砂が吹き飛ばされ、コンクリートと鉄の構造が露出したところを、9歳の男の子2人によって見つけられたというわけだ。このことはすぐに当局に連絡され、考古学者による調査が始まった。

 内部では、アドルフ・ヒトラーとスワスチカが刻まれたイーグル切手、ブーツ、下着、ソックス、軍のストライプ、マスタードとアクアビットビン、本、インクビン、薬、ソーダビン、キーやハンマーなどの、本当にさまざまなものが見つかった。これらの発見物はすべて調査のため、海岸から20マイル離れたOelgod博物館の保護センターに運ばれた。このように家具のあるトーチカの発見は、ヨーロッパにおいて類を見ないという。

 歴史の記録には、1945年1月に17歳の兵士Gerhard Saalfedがこのトーチカに着任したとある。ドイツは1945年5月10に降伏し、彼とその戦友は2日後にこのトーチカを去った。彼らは鋼のドアを閉め、降伏するために10マイル離れた町へと歩いて行ったのだった……。

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(篠原 修司)

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