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2008年08月06日 14:00

全世界の霊長類のうちおよそ半数が絶滅の危機に瀕している

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 国際自然保護連合の評価によると、全世界の霊長類のうちおよそ半数が絶滅の危機に瀕しているという。調査は10年以上にもわたって、何百人もの科学者たちによって広範囲で行われた。その結果、猿、類人猿、ほかの霊長類の保護が、劇的に悪化していることが明らかとなった。

 2007年の国際自然保護連合によるレッドリストには、霊長類の39%が3つに分けられたカテゴリーの中で最も絶滅の恐れがある分類にリストアップされていた。そして先日修正されたリストでは、それが48%となった。

 霊長類が直面している脅威は主に2つ。密猟と、それに伴う生息環境の破壊だ。彼らは動物の保護など考えず、ただそこにあるものを全て奪っていってしまう。

 「我々は長い間、危険に晒されている霊長類を危惧していました。しかし、現在我々には想像していたよりもはるかに厳しい状況だということを示すデータがあるのです」と、国際自然保護連合の霊長類スペシャリストグループの議長は語った。

 地域別にみると東南アジアはとくに厳しく、アジアの霊長類は71%がリストアップされている。ベトナムやカンボジアでは、90%もの霊長類が指定されているという。テナガザル、リーフモンキー、そしてラングールの生息数は、漢方薬などの需要を満たすために急速に生息環境と、個体数が減少していっている。

 森林を守り、密猟を取り締まらなければ、私たちの子供は図鑑でしか動物を見ることができなくなってしまうのかもしれない。

[ The Guardian ]

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