デジタルマガジン

2008年08月08日 12:00

業界2位というぬるま湯に浸かり続けたauに明日はあるのか?

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 社団法人電気通信事業者協会が、7月末の携帯事業者別契約数の純増数を発表した。純増数はそれぞれdocomoが94,200件、auが17,000件、ソフトバンクモバイルが215,400件だ。ご覧の通りauはボロボロである。

 ソフトバンクモバイルが追い上げているようだが、docomoの牙城は崩せないだろう。私としては崩れた方が面白いのだが、ブランドと信頼はそう簡単にはゆるがないものだ。ではauはどうかというと、これはありうるかもしれない。

 auとソフトバンクモバイル、両社のウリは安さだ。auは学生向けの学割ケータイとして、ソフトバンクモバイルは激安ケータイとして頑張っている。どちらも安いケータイだが、ターゲット層の違いによる差は歴然だ。

 たしかに学生のうちはauは安い。しかしそれは、裏を返せば卒業してしまえばそれまでということだ。つまり、安く使えるのは単純に考えて22歳まで。対するソフトバンクモバイルは何歳でもそれなりに安く使える。

 ソフトバンクモバイルで不安なのは回線だ。業界3位ということもあって、ソフトバンクモバイルの設備は良くはない。他社に比べエリアも狭く、通話品質も悪い。頑張ってはいるようだが、まだまだ十分とは言えない。

 こう書くとソフトバンクモバイルの回線は最悪のようだが、それはauも同じ。私は今はiPhoneユーザだが、1ヶ月前まではauユーザだった。乗り換える直前のauケータイは、インターネットに繋がらないほぼ通話専用ケータイと成り果てていた。

 「ただいまEZweb情報サービスへの接続がしづらい状況となっております。もうしばらくたってからアクセスして下さい。」

 この文面を見たことがないauユーザはいるのだろうか。私はこれを毎日何度も見せ付けられた。ちょっとネットをすると、すぐにこの文面が表示されてネットに繋がらなくなる。履歴をクリアすることで繋がるようになるが、またすぐに切れてしまう。

 auのもう1つのウリとして、パケット定額サービスがある。もちろん今ではdocomoやソフトバンクモバイルもやってるが、当初はauだけだった。だから私はdocomoからauに乗り換えた。そして先月までずっと、auを使い続けていた。

 だが、その肝心の定額サービスがこの体たらくである。使い放題だから定額なのか、それとも使えないから定額なのか。回線に限界が来ているのか、auは10月から通信速度を規制すると発表した。これでさらに客が離れていくことになるだろう。

 若者のネット利用者は多い。auから逃れた彼らは、docomoやソフトバンクモバイルに移っていくだろう。ネットはソフトバンクモバイル以下、通話はdocomo以下、果たしてauに明日はあるのだろうか?

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