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2008年07月05日 22:21

【今日のNASA】天体写真「超新星の残骸SN1006」

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 NASAが毎日1枚公開している天体写真。今日の写真は「超新星の残骸SN1006」。

 新しい星。おそらく人類の歴史の中で記録された最も明るい超新星は、西暦1006年に地球の空を照らした。

 星の爆発によって宇宙へと広がった残骸の雲は、南のおおかみ座で見つかり、いまだに宇宙で光のショーを上演している。

 この写真は、チャンドラ天文台からの青色X線データ、黄色がかった色の可視光データ、そして赤色で表示された電波画像データを合成したものだ。

 現在、SN1006として知られているこの超新星の雲は、その幅が60光年にもおよび、白色矮星の残骸だと言われている。

 この白色矮星は、2つの恒星が両方の重心の周りを軌道運動する連星であり、恒星のうち小さい方の伴星から、物質を徐々に吸収していった。

 こうして、徐々に物質を蓄積していった結果、白色矮星は熱核爆発を起こし超新星となった。この残骸は、地球からおよそ7000光年の距離に存在している。

 この爆発が実際に起きたのは、西暦1006年に地球に光が到達した7000年前、つまり今から8000年以上も前ということになる。残骸の中にある衝撃波は粒子を極限まで加速させ、宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線を発生させていると考えられている。

[ NASA ]

© X-ray – NASA/CXC/Rutgers/G.Cassam-Chenai, J.Hughes et al.; Radio – NRAO/AUI/NSF/GBT/VLA/ Dyer, Maddalena & Cornwell; Optical – Middlebury College/F.Winkler, NOAO/AURA/NSF/CTIO Schmidt & DSS

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