デジタルマガジン

2008年07月24日 20:00

【ゲームレビュー】ただのおつかいゲームに成り下がった『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット ビークルバトルトーナメント』

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◆(30点)

 アイレムが2008年7月10日に発売したPSP用ゲームソフト、それが『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット ビークルバトルトーナメント』だ。PS2で人気だったゲームの新作が、携帯ゲーム機で登場した。

 カスタマイズが可能なロボット、そして前作が面白かったということもあり張り切って購入したのだが、ふたをあけてみればビックリ仰天。なんとRPGだったゲームはただのおつかいゲームに成り下がっていた。おつかいするのはモンハンだけで充分である。

 主人公は二足歩行の乗り物『トロットビークル』のビークル乗り。チャンピオンになるためにトーナメントが開かれている『オリオンシティ』に船でやってくる。船を下りると女の子がチンピラにからまれており、オンボロビークルで撃退することになる。ここから、主人公のトーナメントへの挑戦が始まる。

 まず電源を入れて吹き出したのがキャラクターの絵だ。町並みはきれい、ロボットもきれい、背景もきれい、なのになんでキャラクターはそんな小学生が書いた絵みたいになってるわけ? 髪以外のパーツおまえら全部一緒じゃないの? ときつい突っ込みを入れたくなるほどキャラクターの絵がひどかった。いくら私がグラフィックをあまり重要視しない人間だとしても、他の絵と違いすぎるのには参った。

 そして肝心のゲーム内容だが、これがおつかいゲーだった。トーナメントに出場するためには名声を獲得し、ついでにお金も手に入れてビークルを強化しなければならない。これを解決するのが依頼所で受けられるクエストなのだが、同じ内容のものであふれかえっている。

 例えばAからBに薪を運んだあと、次のクエストではAからCに薪を運ぶ。AからBに水を運んだあと、次のクエストではAからCに水を運ぶ。なんてことが延々と続く、延々とだ。最初はロボットを動かしているので楽しいが、あとからロボットを動かしているだけで中身ゼロということに気付き、その行為に苦痛すら感じてしまう。

 PS2からPSPに移したことで容量が足りなくなったのは分かるが、ほとんど変わらない内容のクエストをさせられ続ける身にもなって欲しい。こういうクエストゲーは1つずつしか受けられないものが多く、その度にいつもイライラさせられる。

 最後に肝心のロボットでの対戦だが、攻撃ボタンを適当に押しつつ、敵の反撃のタイミングを見計らって防御をしていれば勝てるというとても優しい設計。ついでに複数のパーツをストックしておくことができないほど倉庫が狭いようなので、特定のパーツを用いた必勝パターンを使い続けるということに……。次回作もPSPならもう買わない。

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