デジタルマガジン

2008年07月07日 14:00

名前に騙される消費者がいなくならない限り、食品詐欺はなくならない

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 サンシロフーズによる中国産ウナギの偽装事件。なぜ偽装表示は繰り返されるのか? それは名前に騙される消費者がいるからだ。つまり結論から言うと、この手の事件をなくすことは不可能なのだ。

 味の好みは人それぞれとは言え、「おいしい」と感じる食べ物はだいたい皆同じだ。だから、詐欺業者はそこに目をつける。ごく少数がおいしいというもので商売しても、実入りは少ない。どうせ儲けるなら大きく、だ。

 今回の中国産ウナギを食べた人が、感想を寄せているサイトがある。そこには4人の購入者が感想を述べていた。2人は「スーパーで買うウナギと同じ味だった」と言い、もう2人は「四万十川産特上うなぎは本当においしかった」と言った。

 同じ中国産ウナギを食べたにも関わらず、この違いは何なのか? おいしかったと述べている2人は、四万十川産という部分をコメントで強調していた。彼らは「四万十川産」という名前に騙され、自分の舌で確かめることをしなかったのだろう。これでは詐欺はなくならない。

 賢く生きたいなら名前に騙されてはいけない。日本人は周りの意見に流される傾向があり、Noと言える日本人は異端と見なされがちだ。思い当たる節がある人は、まずは自分の価値観を持つことから始めてみてはどうだろうか? とは言え、それで詐欺がなくなるわけでもない。ここは1つ、味を測定する器械を市販してみてはどうだろうか? 人の言うことは信じられなくても、器械の言うことならみんな信じてくれるかもしれない。

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