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腰骨の骨密度を調べることで、乳がんの早期発見が可能に?

2008年07月30日 18:00 このエントリーを含むはてなブックマーク

 

 米国癌学会の発表によると、閉経後の女性の腰骨の骨密度を調べることで、乳癌の早期発見が可能になるかもしれないそうだ。

 乳がんは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが、乳がん細胞の中にあるエストロゲンレセプターと結びつくことで増殖して発症する。つまり、エストロゲンが多ければ多いほど、乳がんの発症率は高まるというわけだ。

 閉経前後の女性は、エストロゲンの分泌が減少していく。このエストロゲンの濃度変化が、更年期障害の原因でもある。エストロゲンには骨密度を維持する働きがあるため、女性の場合は閉経が始まる50歳代から骨粗しょう症の発症率が高まっていく。

 しかし、閉経後も骨密度が高いままの女性がいる。骨密度が高いということは、エストロゲンの濃度が濃いということである。つまり、乳がんの発症率が高いことになる。

 研究は閉経した女性9,941人に対して行われた。研究を始めた時の参加した女性の平均年齢は63歳。この女性たちに対して、6ヶ月おきにアンケートのライフスタイルの調査を行った。

 8年間にも及ぶ研究の間、327人の女性が乳がんと診断された。研究者は、「腰骨の骨密度が高い女性ほど、乳がんを患っているようだった」と報告している。

 男の私にはたぶん一生分からないのだろうが、乳がんというのは女性にとって大変ショックな病気なのだと言う。もしも骨密度を調べることで早期に乳がんを発見できるようになれば、死亡率20%という数値も低く抑えられるのかもしれない。今後の研究に期待したい。

[ WebMD ]

(篠原 修司)

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