デジタルマガジン

2008年06月11日 12:00

すすむ「はてな」の2ちゃんねる化

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 以前から感じていたことなのですが、株式会社はてなの運営する『はてな』というインターネットサービスが、どんどん『2ちゃんねる』化していっている気がします。ついには昨日、訴えられてしまいました。

 日本には悪名高い掲示板『2ちゃんねる』が存在します。こんな時代に遅れた、そして悪質な掲示板というのは世界でも非常に稀です。海外の間でもなぜこのようなサービスが流行っているのか、しばしば話題にのぼっています。

 『2ちゃんねる』の何が悪質なのか? それは匿名による根拠のない誹謗中傷で溢れかえっているところです。誰でも手軽に参加でき、刑事事件に発展しない限りその身元を2ちゃんねるは公表しません。最悪 民事訴訟をされても、その訴訟は管理人の西村ひろゆき氏が対象となり、たとえ敗訴しても結局身元は明かされないなど、無責任が大好きな人ほどいいことずくめです。

 このため、日本ではインターネットに深く関わっている人ほど気軽に人を中傷するようになりました。本来、中傷というのはその発言に対して自分で責任を持たなければいけません。しかし、2ちゃんねるでは持たなくて良い。そして、そんな考えを持った人が増え、いつしかほかのサービスでも中傷を始めるようになりました。それが今の『はてな』です。

 最近は、『はてな』の中でも「死ね」「クズ」「キチガイ」などなど、普段日常では耳にしないような言葉が飛び交っています。とても残念でなりません。僕なら『はてな』のようなサービス上でこのような言葉は吐けません。

 しかし、『はてな』ではそれが横行しているのです。そして気になるのは企業であるはてながそれを黙認しているところ。もちろん発言にはある程度自由を与えるべきだとは思いますが、このような誹謗中傷を許しているのが信じられません。「ウチは人を中傷するのを許可している会社です」と内外に宣伝しているようなものです。

 たとえば、誹謗中傷した人の発信者情報の開示要求があった場合、開示するなどしてそのような問題に対応しているのならばまだ分かります。しかし、はてなはだんまりをきめこんでしまっているようです。そのため、今回は訴訟されるような事態となりました。法人ならまだしも、個人から訴訟される企業というのはハッキリ言ってイメージが悪いです。

 はてなの展開するサービスは素晴らしいものばかりです。しかし、そのため良いユーザも悪いユーザも集まってきます。今後、悪質なユーザにはどのように対処していくのでしょうか? このままでは『はてな』は第2の『2ちゃんねる』と化してしまいます。『はてな』の進む方向を、ビシッと示して欲しいところです。

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