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自閉症の孫のためにおじいさんがウェブブラウザを開発

2008年06月04日 14:00 このエントリーを含むはてなブックマーク

 

 John LeSieurさんは、自分の孫のZackaryが自閉症を患っていると知り、Zackaryのためにウェブブラウザを開発しました。どうしてわざわざウェブブラウザを開発したのでしょうか?その答えは孫への愛情です。

 LeSieurさんが開発した「Zac Browser For Autistic Children(自閉症の子供のためのザックブラウザ)」は、他のブラウザにはないある特徴を持っています。それは、暴力的や性的な表現がされたページの表示をブロックするということです。そしてその代わりに教育的なゲーム、音楽、ビデオと視覚的に面白いイメージのリストを表示します。

 また、Zac Browserには必要のないコンピュータの操作を制限する働きがあります。例えばZac Browserとは無関係なキーボードのボタンをタッチしたとしても、それは反応しません。余計な動きをすることで刺激しないようにしているのです。これにより、自閉症の子供たちでもパソコンと、そしてインターネットと簡単に触れ合うことができるようになりました。

 「Zackaryは言葉をあまり話しません。だけどZac Browserを使うようになってからは音楽を聴き、パズルをして楽しんでいます。Zackaryはオンラインを探検することができるようになったのです。そして、一番印象的なのはZackaryはテレビを壊そうとしますが、パソコンを壊そうとはしないのです」と、Zackaryの母は語ります。

 LeSieurは、Zackaryのニーズを満たすためにZac Browserを設計しました。それが自閉症の子供たちの役に立つと思ったからです。専門家たちとは相談しませんでした。そして、他の自閉症の子供たちをの両親からの提案も聞き、プログラムの調整をしました。

 自閉症の子供たち向けのツールというものは、$5000以上もする高価なものがほとんです。しかし、Zac Browserは違います。「Zac Browser For Autistic Children」は無料で、そして世界中に公開されているのです。孫への愛情が、自閉症の子供たちの世界を広げたのです。

[ boston.com ]

(篠原 修司)

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