デジタルマガジン

2008年06月13日 18:00

ゲームレビュー DS「フロントミッション 2089 ボーダー・オブ・マッドネス」

このエントリーをはてなブックマークに追加

© 2005,2008 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. 画像引用元

◆システムに難あり。DSを活かしきれていない (46点)

 スクウェア・エニックスが2008年5月29日に発売したニンテンドーDS用ゲームソフト、それが「フロントミッション 2089 ボーダー・オブ・マッドネス」だ。大人気のフロントミッションシリーズだが、私がプレイするのはこれが初めてだ。

 ゲームはWAPと呼ばれるロボットを操作して、同じく敵のWAPや兵器を倒していくシミュレーションRPG。WAPは体の各部分がパーツ化されており、好みのパーツを購入して自由にカスタマイズすることができる。アーマードコアに似ており、ロボ好きにはたまらない設定だろう。

 主人公は国境の防衛に雇われた傭兵。隣国とは戦争状態にあり、国境は戦場の最前線だ。以前の戦場では名を轟かせていたらしく、周りの連中はベタ褒めしてくる。性格もよく言えばクール、悪く言えば厨二病であり、いつもパソコン画面に向かってニヤニヤしている学生には最適だろう。

 最初は何がなんだかよくわからないが、話を進めていくうちにWAPの改造が楽しくてしょうがなくなってくる。どれとどれのパーツを組み合わせるか、武器はどれを持たせるか、防御シールドは何にするか、など多彩なカスタマイズを施すことができ、それが戦場での結果に直結してくる。いかにして上手に勝つかを考えるシミュレーション好きにはこれがたまらない。

 ただ、残念なことにシステムがあまりよろしくなかった。「フロントミッション 2089 ボーダー・オブ・マッドネス」は、携帯電話のゲームを移植した作品らしいが、とにかく不便でしょうがない。携帯電話としてのゲームから、ニンテンドーDSとしてのゲームにはなれなかったようだ。

 例えばせっかく2画面あるというのに、パーツ選択画面では現在のパーツとの比較ができなかったり、所持金の残高を確認するためには前の画面に戻らないといけなかったりする。戦場のマップでも2画面全体をマップ画面に使っており、情報の詳細を見るためにはボタンを押すことを要求される。

 とにかく手間がかかってしょうがない。だが、そこにさえ目をつぶれば面白いゲームだろう。今度コンシューマで出ているのもやってみよう。そんな気にさせてくれる新作だった。

 お値段5,040円。

[ フロントミッション 2089 ボーダー・オブ・マッドネス の現在の価格を調べる ]

このエントリーをはてなブックマークに追加