デジタルマガジン

2008年05月03日 18:00

世界初のクローン馬が無事に出産をおえる

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 今年4月、世界で初めてのクローン馬プロメテアが、その仔馬ペガソを無事に出産した。これは健康に育っていれば、たとえクローンであっても子孫を残すことができるという証明になる。

 2003年に世界で初めてのクローン馬として生まれたプロメテアは、人類にとって素晴らしい功績を残したこととなる。強い馬の遺伝子を後世に残すことができるのだ。

 科学的根拠はないが、気性の荒いサラブレットは去勢されるとその気性が押さえられる傾向にある。それゆえしばしば去勢され、せん馬(去勢された牡馬)として一生を送る馬がいる。当然、去勢されたためどんなに良い成績を残しても種牡馬になることはできない。

 もうおわかりだろう。プロメテアはこのせん馬の遺伝子を、次に伝えることができるということを証明したのだ。このままペガソが無事に育てば、ファニーサイド(アメリカの最優秀3歳牡馬)のようなサラブレッドの遺伝子を遺せることになる。

 こうしたことはエゴとも捕らわれがちだが、少なくとも競馬界にとっては良いことだ。規制などは充分に設けられるだろうが、それでもせん馬の遺伝子を次世代につなげられることは喜ばしい。ペガソの成長を見守りたい。

[ Telegraph.co.uk ]

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