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2008年05月13日 8:00

アラブ首長国連邦で世界初の排出ゼロ都市の建設が開始される

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 世界で初めての自然界への排出ゼロ都市を、産油国が建設すると誰が想像できたでしょうか?アラブ首長国連邦の首長国アブダビにて、ゼロ・エミッション都市の建設が開始されました。

 先週から建設され始めたこの都市は、50,000人の人口と1,500の企業を収容する予定です。建物が消費するエネルギーは(従来より)より少なくなるように設計され、エネルギー源もすべてクリーン・エネルギーを利用するそうです。

 220億ドルもの予算をかけられて作られるゼロ・エミッション都市は、すべての建物の屋根と正面に薄い太陽電池が貼られます。エネルギーの無駄遣いをなくすために、その利用方法はハイテクセンサーによってすべて管理され、モニターされます。

 車はバッテリーで動く電気自動車であり、驚くことに乗客を自動的に目的地へと運んでくれます。乗客のすることは運転ではなく、目的地をインプットすることだけです。こうすることで、効率的に車を動かすことができると考えられています。

 なぜ産油国であるはずの中東がこのような都市を建設するのでしょうか?石油以外のエネルギー開発を進めることは、自分で自分の首を絞めているようなものです。しかし、そこにはアラブ首長国連邦の思惑がありました。彼らは、世界的に発達するエネルギーニーズに対して、石油が長期的な解決に向いていないと考えていたのです。

 それゆえ、このようなゼロ・エミッション都市を率先して建設することにより、再生エネルギーの世界でリーダー的な存在になろうとしています。この都市が成功すれば、彼らは未来のエネルギー事業においても、現在と同じようにトップの位置に座ることでしょう。

 地球温暖化対策にもなりそうですが、なんだか夢のような話ですね。

[ The Daily Galaxy ]

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