ゲームレビュー DS「世界樹の迷宮II」

◆前作よりも便利になったのに、前作よりもつまらない (40点)
2007年1月にニンテンドーDSで発売され、古参のRPG好きが殺到したゲーム「世界樹の迷宮」。その続編「世界樹の迷宮II」が2008年2月21日に発売された。
「世界樹の迷宮」シリーズは、往年のダンジョン探索型RPGを思い出すような作りが目玉となっているゲームだ。今の時代の子供にはマップを自分で書くなんてことは、考えられないようなことなんじゃないだろうか。
「世界樹の迷宮II」のシステムは前作と全く変わらない。追加要素は新職業と中断セーブ機能に限られている。あとはマップを書く時に使うアイコンがちょっと増えているぐらいだ。
ワクワクして購入したはいいものの、遊んでみるとサッパリ面白くなかった。なぜか?
それは「世界樹の迷宮II」が前作から進化していないからだ。不満点を改善し、バランスを見直し、新職業を追加する。この程度では新しいソフトというより、どこかの企業が得意なPK商法(パワーアップキット商法)ではないか。
すでにグラフィックはDSということで向上は望めない。音楽も同様だ。いじるとしたらゲーム内要素しかない。しかし、そこは全くいじられていない。第一作が予想以上に売れたためアトラスは変更を恐れてしまったのだろうか?
久しぶりに食べた「ねるねるねるね」は懐かしさもあいまって、美味しくも感じるだろう。だが、また同じものを食べても先ほどの感動が味わえるはずがない。せめて「ドンパッチ」ぐらいふりかけてくれよとも言いたくなる。
さらにやっつけ仕事のせいかバグも多い。マップの線は引けなくなるのはもちろん、強化スキルを使うとなぜか敵が強化されるという笑えないバグまで存在する。
客に同じもの差し出すという愚行。アトラスはシリーズものという安心感にあぐらをかいてしまった。世界樹の迷宮IIIの売上は期待できそうにない。
(篠原 修司)
カテゴリ:ゲーム


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