デジタルマガジン

2008年02月27日 13:52

FPSゲームでは殺されると安心する

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 雑誌「Emotion」が面白い論文を掲載した。それによると、一人称シューティングのFPSゲームで殺されると、人は安堵感を得るという。反対に殺したときは怒りと不安を覚えるそうだ。これは一体どういうことなのだろうか?

 研究はとても簡単なものだ。大学生のグループに2つのゲームをプレイして貰い、その時の表情の変化を測定するというもの。プレイして貰ったゲームは「007 ナイトファイア」と「スーパーモンキーボール2」。

 「007 ナイトファイア」をプレイしている時、一貫してある感情の反応があったという。相手を傷つけたり殺した場合は怒りや不安、またその両方の感情が引き出され、対照的に殺された場合は安堵感を得るようだった。これは「スーパーモンキーボール2」では表れなかった感情だ。

 これらの結果から判断とすると、FPSゲームでは他のプレーヤーを殺すと次の脅威に備えるためにしばらく緊張感が残り、逆に殺されるとこれらから解放され、安心するのだという。

 FPSというジャンルは「人を殺す」ことで快楽を得るゲームだと思っていたが、殺されることで快楽反応を得ているという結果は実に意外だ。そう考えると日本人はFPSに非常に向いている性格をした人種だと言えるのかもしれない。

 なお余談だが、ゲームで高いスコアを得る人たちは「衝動的で、攻撃的で、敵対的であり、積極性はなく、感情の起伏も少なく、感情移入に欠けていた」そうだ。ゲームが上手な奴には気をつけろ!

[ arstechnica ]

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